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昭和20年 古田国民学校 当時の児童が記憶語る 古田公民館

2017年07月28日
 【西区】広島市西区の古田公民館が8月2日(水)午後2時~3時半、古田児童館で、平和学習会「平和を伝えるおなはし会」を開催する。終戦当時に古田国民学校(小学校)5年生だった男女3人と3年生で現在カナダに暮らす女性もスカイプを使って参加し当時の様子や平和への思いを話す。市立古田小学校児童や保護者はもちろん、多くの人にも聴いてほしいと来場を呼び掛けている。

8月2日に児童館で平和学習
カナダ在住女性もスカイプで

 当日の話し手の一人、舛田益實さん(82)は、原爆投下時に古田国民学校のそばにおり、火の玉が盛り上がるのを目撃した。爆風で家が破損したりするのを目前で見た。2歳年上だった中学生の兄を亡くした。「兄は、建物疎開で家々を壊した後片付けで市内に駆り出されていた。朝出掛けたまま戻ってこないので、母が周囲にどうなったか聴いて回っていた。周囲では、爆弾で死んだんじゃないかと声が出ていた。後に名札を縫い付けられた防空ずきんを近所の人が持ち帰ってくれたが、黒こげになっていたと聴いた」。
 その後、大八車で運ばれてきたたくさんの数の遺体を、当時田畑の多かった庚午などで焼いているのも遠くから眺めていたと言う。
 終戦当日、玉音放送を聴いた親戚が「これはうそじゃ」と叫んでいた声と映像が記憶にこびり付いている。
 兵隊だった父が投下直後に心配して帰宅したと言う。
 およそ五、六年前にも市立古田小学校の依頼で、当時の様子を児童に話したことがある。「それまでは、実際に被爆した人や原爆で家族を亡くした人など、私より大変な目に遭っている人たちが大勢いるなかで、私が話をするのはおこがましいのではないかとずっと考えてきたが、被爆者が高齢化して数が減っていることを思うと、覚えていることがあるなら伝えるべきではないかと改めて思うようになった」そうだ。
 当日は、一緒に体験を語ったことのある、当時の級友だった森本清人さん、山本明子さんも来場して、それぞれの体験や思いを話す。カナダの好村ランメル幸さんも、被爆体験証言を現地でしたり、手記「忘れないでヒロシマ」を出版するなど平和活動に力を注いでいると言う。
 国内国外さまざまな視点で、原爆や戦争の悲惨さ、平和の大切さを改めて伝える。廣島・ヒロシマ・広島を歩いて考える会の多賀俊介さん(古江在住)がコーディネーターを務める。
 来場に、申し込みなどは不要。
 問合は、同公民館TEL(082)272・9001。
宮島街道ニュース

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