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廿日市市佐伯地域 子どもが起業を体験 原価や売上働く実感

2017年04月07日

自分たちのアイデアで人を喜ばせ収益を上げる工夫をした
 【廿日市市佐伯】利益を生む仕組みを学ぶ「子ども起業塾」で出店した小学6年生から中学3年生までの6人が1日、廿日市市役所佐伯支所(同市津田)で決算発表した。子どもたちは労働の苦労を知り、アイデアが利益になる面白さを体験した。同市主催、佐伯商工会協力。
 3人1組で各自1000円を出資し資本金3000円で企業を立ち上げた設定。それぞれ社長、総務、会計の役員として事業や売上目標、販売価格・数、原価、顧客層などを考え三日間かけ事業計画書を作った。3月26日に同市市民活動センターであったフリーマーケットに実際に出店。チラシを配り、声掛けなどして集客を図った。
 早川陽隼さん(13)が社長を務めた「ランキング・ダーツ」はダーツ体験を提供するサービス業。子どもが気軽に参加できるよう料金を1回50円に設定した。参加者の得点順位を店舗に掲示し競争心をあおり再挑戦を促すよう工夫した。ダーツ用品などを無料で借りたり自作したりして原価を238円に留め支出を最低限に抑えた。出店当日は来客数50人、売上は売上目標4000円を下回る2500円で、利益は1762円だった。
 早川さんは売上目標に達しなかった要因にPR不足を挙げた。「出店場所が2階で人通りも少なかった。チラシの内容をより明確にして広範囲に配り勧誘することも大切だと分かった」と分析した。
 一方、保田花凛さん(11)が社長を務めた「Karin」は女子小学生の間ではやっているというUVレジンのアクセサリー販売と製作体験をした。原材料費などで原価が膨らみ4212円と資本金を超えたため、不足分を大人から無利子で借り入れた。商品は1個300円と350円の2種類を用意し、体験料を500円にした。販売当日は準備した体験用の原材料や商品がほとんどなくなり、当初掲げていた売上目標額7500円をクリアし、2788円の利益を上げた。
 保田さんは「原材料の原価が予想以上に高くなってしまったが、ターゲットは合っていた。次の機会があれば飲食関係の店を会場出入口に出したい」と新事業に意欲を見せていた。
 指導に携わった地域支援員アドバイザーの早川幸江さんは「働くことは雇われることだけでなく仕事を生み出す選択肢もある。将来、地域の活性化につながる起業家になってほしい」と期待していた。
宮島街道ニュース

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